中国、韓国、日本は歴史上似た文化を持っていますが中国から流れてきたといわれる、その文化は少しずつ変化していることは、皆さんご承知のことと思います。
右の写真は韓国の皇居『景福宮』の屋根の部分ですが、私にはこの‘エメラルドグリーン’が非常に新鮮に映ります。
中国でも日本でも、ここまでこのグリーンを多く使った建物はないのではないでしょうか。
韓国の伝統的な建築物に使われている色は『丹青(ダンチョン)』と言い、青・赤・黄・白・黒の5つの色で構成されています。
これは陰陽五行の思想が元になっているのですが、青は木、赤は火、黄は土、白は鉄、黒は水を象徴しています。
この5つの色を使った華麗な文様は非常に壮観です。
韓国では「丹青(ダンチョン)は韓国を象徴する色彩の美である」と言われているようです。
日本、中国をよく行き来している知人の韓国人は、中国は金赤、日本は赤黒のイメージだと言います。
丹青(ダンチョン)についてのコメントはありませんでしたが、私には丹青(ダンチョン)という5つの色というより、やはりエメラルドグリーンが鮮明に写ります。
皆さんは、各国にどういった色のイメージをお持ちでしょうか。